こんにちは、くきめです📚👓
秋冬のアウターとして根強い人気を誇るオイルドジャケット(ワックスジャケット)。
その無骨なデザインと耐久性、そして時を重ねるごとに味わい深くなる素材感が魅力のアイテムです。
今回は、そんなオイルドジャケットの歴史を紐解きながら、現代でも変わらず愛され続ける理由に迫ります。
さらに着こなしのポイントについてもお話しします!
オイルドジャケットの歴史
オイルドジャケットのルーツを知ることで、アイテムの魅力がより深まります。
オイルドジャケットは、その発祥から現代に至るまで、長い間機能性とスタイルを両立させてきました。
1.19世紀の船乗りから生まれたワックスコート
オイルドジャケットの起源は、19世紀のイギリスに遡ります。
当時、船乗りたちは防水性のあるコートを必要としており、キャンバス地やリネン地にオイルを染み込ませたコートを着用していました。
これがオイルドジャケットの始まりです。
オイルやワックスを塗り込むことで、水を弾き、悪天候の中でも身体を守る機能性を備えていたのです。
2.20世紀初頭:アウトドアウェアとしての発展
20世紀に入ると、オイルドジャケットは船乗りだけでなく、狩猟や乗馬といったアウトドア活動を楽しむ人々に広がっていきました。
特にイギリスのブランドである**バブアー(Barbour)**が開発したワックスドコットンジャケットは、イギリス王室にも愛され、カントリースタイルの象徴的なアイテムとしての地位を確率しました。
バブアーのオイルドジャケットは、王室御用達となり、機能性だけでなく洗練された英国紳士のスタイルを体現するアイテムとして広まっていきました。
3.現代のオイルドジャケット:ファッションアイテムとしての進化
現在では、オイルドジャケットは単なる機能的なアウターとしてだけでなく、ファッションアイテムとしても多くのブランドからリリースされています。
カジュアルな日常のコーディネートにも取り入れやすくなり、季節を問わずに使える万能アイテムとして支持されています。
オイルドジャケットの魅力
オイルドジャケットが時代を超えて愛される理由は、その機能性と経年変化にあります。
以下にその具体的な魅力を解説します。
①高い耐久性と防水性
オイルドジャケットは、もともとアウトドア用のウェアとして開発されているため、非常に高い耐久性と防水性を誇ります。
生地に塗り込まれたオイルやワックスは水を弾き、雨や風から身体を守ってくれます。
これにより、雨の多い季節や寒い季節にも活躍する万能なアウターとなっています。
②経年変化を楽しめる
オイルドジャケットのもう一つの大きな魅力は、使い込むほどに生まれる経年変化です。
着用と手入れを繰り返すことで、ワックスが徐々に馴染み、独特の光沢と風合いが増していきます。
このように自分だけの一着に育て上げる楽しさも、オイルドジャケットを愛用する人々にとっての魅力の一つです。
③季節を問わない万能性
オイルドジャケットは、インナーにニットやパーカーを合わせれば冬にも対応でき、春や秋には軽く羽織るだけで十分な暖かさを保ちます。
これにより季節を問わずに長く愛用できるのが魅力です。
シンプルで無駄のないデザインも、幅広いスタイルに合わせやすく、コーディネートの幅を広げてくれます。
オイルドジャケットを使ったコーディネート例
それでは、オイルドジャケットを使ったコーディネートの具体例をいくつかご紹介します。
クラシックなアイテムを現代風にアレンジして、日常のファッションに取り入れてみましょう。
カジュアルスタイル:デニムと合わせて
オイルドジャケットは、シンプルなデニムと相性が抜群です。
インナーには無地のTシャツや薄手のセーターを合わせ、ボトムスにはストレートデニムをチョイス。
足元はブーツやスニーカーで、カジュアルにまとめるのがポイントです。
コーディネート例
- バブアーのオイルドジャケットにシンプルなホワイトTシャツ、ヴィンテージデニムを合わせた王道のカジュアルコーデ。
- 足元はレザーのブーツでしっかりとした印象に仕上げると◎
ドレスカジュアル:シャツとスラックスで品良く
オイルドジャケットは、実はドレスカジュアルなスタイルにも合わせられるアイテムです。
上品なシャツやスラックスを合わせることで、カントリー感を抑えた落ち着いたコーディネートが楽しめます。
足元にはローファーやレザーシューズを合わせると、全体が引き締まります。
コーディネート例
- オイルドジャケットの下にグレーのクルーネックセーター、インナーにチェック柄シャツをレイヤード。ボトムスにはスリムなスラックスを合わせて上品な印象に。
- 足元はローファーでカジュアルダウン。
トレンド感のあるストリートスタイル
オイルドジャケットのクラシックさに、ストリートファッションのエッセンスを加えるのも現代的な着こなしです。
オーバーサイズのパーカーやスウェットパンツなど、トレンドアイテムを合わせることで、無骨なオイルドジャケットがモダンな印象に変わります。
コーディネート例
- オイルドジャケットにフード付きのスウェットパーカーをインナーとして合わせ、ボトムスにはジョガーパンツやリラックスデニムを。
- 足元はハイカットスニーカーでストリート感を強調。
オイルドジャケットの手入れ方法
オイルドジャケットを長く愛用するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特にワックスが剥がれたり、撥水効果が落ちたと感じたら、手入れをして再び撥水性を高めましょう。
1.ワックスの際塗布
オイルドジャケットは、使用を重ねるとワックスが薄くなってしまいます。
その際は、専用のワックスを使用して再度塗布することで、防水効果を取り戻せます。
ワックスを少しずつ生地に馴染ませ、全体にムラなく塗るのがコツです。
2.汚れた場合のクリーニング
オイルドジャケットは、基本的に洗濯機で洗うことはできません。
汚れが付いた場合は、湿った布で拭き取るか、必要に応じてクリーニング店に依頼しましょう。
まとめ:オイルドジャケットの魅力を楽しもう
オイルドジャケットは、その機能性とクラシックなデザインで時代を超えて愛され続けているアイテムです。
船乗りからアウトドアウェアとしての進化、そして現代のファッションアイテムとしての位置づけまで、長い歴史の中でその価値を高めてきました。
使い込むほどに風合いが増す経年変化や、機能的な防水性と耐久性、そしてスタイルの幅広さなど多くの魅力があります。
コーディネート次第で、カジュアルにもドレスアップにも対応できるオイルドジャケットは、ファッションに幅を持たせてくれる頼もしいアイテムです。
ぜひこの秋冬はオイルドジャケットを取り入れて、クラシックなスタイルに挑戦してみてください!!!
それでは、また次の記事でお会いしましょう⭐️