囲み製図〜採寸の方法〜

服作り

囲み製図とは身体を細かく分けて採寸して製図をする方法です(短寸式)。囲み製図の特徴はその人の身体にフィットする製図ができることです。

上衣の採寸はバストを基準にします。バストから縦、横、斜めにとバストより上の部分を採寸します。バストより下はウエスト、ヒップ、着丈を採寸しておきます。

単寸式の採寸方法

囲み製図で重要なのは、バストより上の部分の採寸です。ここからはバストより上の測り方を説明します。

採寸方法の説明用画像
  1. 最初にバストを測ります。バストを測ったらその流れで背幅、ブレ ード、前幅をバストライン上で測ります。ブレードとは背幅に身体の厚みを足した長さのことです。これらの幅はバストライン上の背中心から二分の一の距離で採寸します。背幅、ブレード、前幅が正しく測れているかの確認方法は、(ブレード+前幅)×2=バストです。
  2. バストライン上の背中心を基準にO点までの長さと肩先までの長さを測ります。O点は第七頚椎の位置にあたります。
  3. 背幅の終わりの位置(後ろ脇辺り)を基準にO点までの長さと肩先までの長さ(後ろカマ高さ)を測ります。
  4. O点を基準にバストライン上の前中心までの長さ(ストラップ)と前幅の終わりの位置までの長さ(前ストラップ)を測ります。
  5. 前幅の終わりの位置から肩先までの長さ(前カマ高さ)を測ります。
  6. バストライン上の背中心から肩幅の中点を通って前幅の終わりの位置までの長さ(オーバーショルダー)を測ります。
  7. 最後に肩幅と袖丈を測ります。

ここまで細かく採寸するとより正確にその人の体型に近い製図になります。

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