袖の製図

服作り

袖の製図には身頃のアームホールを使います。アームホールに3か所印をつけます。印をつける位置は①カマ底直上3㎝U点のポイント。②前身の肩先から8㎝第二ノッチのポイント。③後身の高さの中点のポイントです。

袖山の高さを決める

前見頃の肩先と後ろ身頃の肩先を繋げてその中点を求めます。中点からバストラインに直角に線を引きます。その引いた線の上から3㎝下がったところが袖山の高さになります。

袖山の高さのポイントと②の第二ノッチ、③の後身の高さの中点、それぞれの印を右に延長しておきます。

外袖を引く

カマ底からU点までを反転させます。

U点から第二ノッチまでの長さにイセ分0.5〜0.7㎝を足した長さが第二ノッチで延長した線に当たるポイントを探します。この時の線は緩やかなカーブ線を意識します。

第二ノッチから前肩先までの長さにイセ分1.5〜2㎝を足した長さが袖山で延長した線に当たるポイントを探します。

後ろ袖山も同様にイセ分1.2〜1.7を足した長さで線を繋げていきます。

製図解説用画像

うち袖を引く

U点直下の線を引き幅が2.4㎝になるポイントを探します。

そのポイントから③の後身の高さの中点までの長さに0.7㎝を足したものと③の延長線での交点で線を引きます。

製図解説用画像

袖丈を決める

U点直下線を下に延長し、袖山からU点直下線との交点で袖丈をとります。

肘の位置は身頃のウエストラインから1㎝上にします。

袖丈をとった線から直角に袖幅を引きます。外袖と袖幅を決めた線を繋ぎ肘の位置で膨らむ自然なカーブ線を引き直します。内袖の外側も肘で自然に繋がるように線を引きます。

U点側は肘で自然に凹むカーブ線を引きます。内袖側も外袖側も全く同じ線を作ります。裾の繋がり修正をしたら袖の製図の完成です。

製図解説用画像
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